上地流の技
上地流はその歴史から他の空手流派には見られない独特の技・構えの「形」が存在します。
現在、以下の8つの形が存在いたします。
三戦(サンチン)
完子和(カンシワ)
完周(カンシュウ)
十戦(セイチン)
十三(セイサン)
十六(セイリュウ)
完戦(カンチン)
三十六(サンダイルイ)
この内、三戦(サンチン)、十三(セーサン)、三十六(サンダイルイ)は上地完文先生が中国から持ち帰った技であり、空手でありながら中国拳法に近い動きとなっております。
入門者はまず三戦(サンチン)より始め、完子和、完周と続き、
高段者となると最後に三十六(サンダイルイ)を習得いたします。
上地流の技は数多くありますが、代表する技のいくつかをご紹介いたします。
(正しい指導者のもとに修練しなければ大ケガをします。自己流での練習は絶対にお止め下さい)
三戦(サンチン)
上地流において、絶対必要な稽古が三戦(サンチン)です。サンチンは上地流すべての技の基本であり、高段者となっても外すことのできない稽古です。
修行者は型の練習中に師範からの突き、蹴りをくらいながら修練し、これを三回くりかえします。 何度も繰り返し、繰り返し修練するうちに、体を筋肉の鎧と化します。
そのうち、多少の蹴りや突きを当てられても動じない体になります。
小手鍛え
三戦の後は、さらに修行者がお互いの小手と下肢を鍛える為に「小手鍛え、下肢鍛え」に入ります。 練習は二人一組で行い、お互い交互に拳足を相手にぶつけ、部位の鍛錬を行います。
三戦と組み合わせて練習することにより、非常に打たれ強い体になります。
足先蹴り
足爪先蹴りは、特色ある上地流の技でも、特に威力があり、きちんと修練しないと使いこなせません。爪先を相手に組み込ませるように蹴ります。この技をまともにくらうと一泊おいて鈍痛が襲い動けなくなってしまいます。
足先蹴りを極めると、振り下ろしたバットを真っ二つに割ります!?